2015年9月2日

ビレッジ戦略:「感覚の発信基地」で、ライフスタイルを提案 <後編>

感覚の発進基地。
集客装置としてのグリーン雑貨事業と住宅事業、今後のねらいは・・

――社長からみて、社員にどのような変化がありましたか?

安食社長

株式会社 建装
代表取締役 安食泰夫

社長:私がいくら新しい事業をやりたいと思っても、社員がヤル気になっていないとできません。
そういう意味では、立ち上げるには、ちょうど良い時期でした。
直接携わっていない社員も、取り組み自体を好ましく思っているようで宣伝をしてくれたり、イベントに関わったりなど、楽しんでいるようです。
営業のやり方も、外構の提案はグリーン雑貨店HODO HODOのスタッフが行くよう徹底しました。
お客様にとっては、グリーン雑貨店HODO HODOのスタッフが来てくれることで、センスの良いものを提案してもらえると期待が膨らみます。
センスを問われる仕事なので、私どもも、常に勉強する必要がありますね。

――オープン4ヶ月でリフォームの受注2件、その手応えと展望は?

社長:グリーン雑貨ショップHodoHodoは、感覚の発信基地です。
これまで感覚を表現するのは、非常に難しいことでした。しかし、ショップを通じて、テイスト感や雰囲気を発信していくことができます。そのセンスに憧れを抱き、お客様は期待に胸膨らませ、相談に来られる。お店にも、写真アルバムを置いて自由にみていただけるようにしています。説明では理解いただけないセンス・感覚をお客様がキャッチし、問い合わせに繋がります。
現在お店がオープンしてから、わずか4ヶ月ですが、2件のリフォームの受注が決まりました。見積段階の問い合わせ数はもっと多いですね。

今後は、更に感性を活かした外構工事も増やしていきたいですね。
家と庭は、切っても切り離せないものです。庭は、景観の一部です。
外構のない家をよく見かけますが、私は、帰る家なのに寂しい、とずっと感じていました。
できれば手作りでも、少しでも緑のある家造りを提案したい。別途工事という扱いではなく、庭のある家。智恵を出してうまく魅せる方法を考えていけば、いくらでもやり方はあります。
また、ここを足がかりに別エリアへの進出も考えています。この数年で、大小ありますが、年間50案件の受注を目標にしています。

また、ショップができたことで、社員のやりがいや幸せ感も深まりました。
ここを基点に、地域にある他の店とも連携を図りながら、人が集い、みんなで地域おこしができるようになることも願っています。

――グリーン雑貨ショップHodoHodo事業から、家は売れるでしょうか?

社長:難しいことだとは思いません。
ただ、発信できる空間が狭いので、もう少しテコ入れをしていきたいと考えまています。
滞在時間やリピート性、集客力(口コミ力)をアップしていくために今のグリーン雑貨事業にプラスしてカフェ事業も人材が準備できれば始めたいですね。

同業者へのアドバイス

――共通の悩みを抱える経営者に送るアドバイスをお願いします。

社長:営業マンが、お客様にモノだけを売りにいったら、お客様は喜んで買ってはいただけません。
農耕型の営業は、お客様との距離が縮まりアプローチーができる大きなメリットがあるのです。
広く囲い、長く接触していける。これがビレッジ戦略の強みだと思います。

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