2015年9月2日
ビレッジ戦略:「感覚の発信基地」で、ライフスタイルを提案 <後編>
来店されたお客様の声
Aさん)ここは、いろいろなかわいいものあるので、来ます。今回は寄せ植えを始めてみようと思い、買いに来ました。今回は、多肉を購入し、家の棚に飾ろうと思っています。
Bさん)こういうお店は、この辺りにはないので、友人から聞いて連れてきてもらいました。雰囲気がかわいくて、いい感じです。あれこれ見ながら、家に帰ったら、どこに何をおこうかなって、考えています。
取材を終えて・・・
店内は、一般的なグリーン雑貨店なのだが、何かが違う。その違いが、取材をさせていただいて伝わったような気がする。要するに恩着せがましくないのだ。商品を手にあれこれ見ていても、営業されない。しかし、商品について、「私これ大好き」という共感が生まれていく。
思わず、「自宅にあったらいいかも」と想いながら、気がつけばレジに立つ。
そして自宅にグリーン雑貨が増え生活していくうちに言葉にならないメッセージが伝わっていく。
グリーン雑貨だけではなくディスプレイや内装などに触れていくうちに、顧客はこの住宅会社は「私の好きなものを知っている」と感じ始める。
共感の先にいつしかセンスの良い空間を作れる住宅会社だと認識され、リフォームや外構工事、新築の顧客に変わっていくのではないだろうか。
それが容易に想像できる「グリーン雑貨店」だった。
これがまさに住宅会社の「感覚の発進基地」としてのグリーン雑貨事業の存在意義であるのだと感じた。